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すごいんだ.. この塀。 そういくふう。 そのうち、瞬時に、ただ壊されちゃうんだろうな。 見れば見るほど、エキスが出て来るよ。 運転してたんだけど、窓をあけて見入ってすまった。    一番上に積んであるブロックには、水を逃がす丸い穴と、たぶんこれも水を逃がす(笑)四角いすき間が作られてる。 ブロックの下には、斜めのシマ模様が丁寧に手彫りしてある大谷石(だかな?)という大きい横長の四角い石が積まれてて、でもこれ一段だけ、も変。 一番下にはゴツゴツな石垣があって、これは手前のアスファルトの道に、埋もれてる様に見える。 おそらくは、もっと下までずっと石垣があって、通りの方を後から高く盛ったんじゃないのかなぁ。。 





少なくとも、3種類の石があって、これはそれぞれ年代のちがう、3名の手がかかって出来上がった様にみえる。 こうしたかったのではなくて、こうなってしまった塀だと思う。 昔買った宝物、アラーキーが新宿の裏路地を撮った写真集「東京は秋」を観た時、こうなっちゃった、不器用な努力と工夫の大人の手の跡、に、とってもエロスを感じてすまったんだけど、また同じ感覚になってすまった。 変でしょぉけども。 郡山、麓山通り。 


塀の向こうには家もなにも無く、さら地になってるんだけど。